温泉選びのポイント

一度に入浴できる人数に限りがある温泉を選ぶ。

温泉に限らず、本物の条件とは数量に限界のあることなのです。
目先の商売だけで、お客をたくさん呼び、数をこなすことだけを目指している
温泉の大半は、どこかで無理をしています。
湧出量の限られた温泉がほとんどですから、温泉水だけですべてをまかなうと
したら、そんなに大きなお風呂は造れないというのが現実です。

浴槽の小さな温泉を選ぶ。

ほとんどの自治体では、資源保護の上からもお湯の最大くみ上げ量が決まって
いるのです。
だからプールのように泳げるほど大きな温泉はそうそうは造れないわけです。
 
大きなお風呂は、お湯を張るだけでも数時間もかかることになり、注がれる量
だけでは足りないので、同じお湯をぐるぐる循環させて、使うことになります。
それが循環風呂のそもそもの始まりだったわけです。
 
少ないお湯で、できるだけ数多くのお客を入浴させて、しかも温泉気分をだす
ために、露天風呂を造ったり、サウナを併設したり、ジャグジーバスと称する
泡風呂など、目先の変わった施設を造ったのです。

給湯される温泉と、排水される温泉の量とを考えると、充分なお湯の入れ替わ
りができなくて、お湯の大腸菌やレジオネラ属菌汚染も進んでしまい、殺菌剤
を入れて、見掛けの安全だけを優先している温泉もあります。

そのような温泉は、温泉とは名ばかりで、アトピー患者などのように、敏感に
なっている人たちが入浴すると、良くなるどころか逆に悪くなったりする場合
もあります。

自然の恵みは、自然の与えてくれたままに使わせていただくことが大切ですね。
温泉の湧出量と、お風呂の大きさは比例しなければなりません。